正しいハットの被り方

最近、前ツバをあげたまま被っている方など、間違った帽子の被り方をしている方をよく見かけます。
被り方もファッションなので自由ですがやはり恰好の良い物ではありませんよね。

では正しい被り方をご紹介します。
まず手に取る際にどこを持つかです。
正しくはツバの前後を持ちます。ツマミを持ってはいけません。

なぜかというとツマミの形も帽子のデザインなのです。
また、ツマミを持つ(握る)と破損や型崩れの原因にもなります。
靴のかかとを踏んで履いているようなものです。

被り慣れてくればツマミ部分を手の平に乗せるようにして被ることができますので試してみてください。

では、次に被る際のツバ型についてです。
被る際には必ず前ツバを下して被りましょう。
作り手がオールアップで作った帽子を被り手がツバを下して被るのです。
(前ツバが下りた状態で作られる帽子もあります)

前ツバがあがったデザインの紳士帽子なんてないのです。
オールアップは婦人や子供帽子のデザインなので、 当然幼く中性的に見えてしまいます。
スーツやジャケットのセンターベントやサイドベンツのしつけを取らないで着ているようなものです。

紳士帽子は紳士らしく前ツバを下して被りましょう。